Pitti 92 弾丸視察レポート

イタリアはルネッサンスの地、フィレンツェにて毎回開催される世界最大メンズファッション見本市
Pitti Imagne Uomo
今年で92回目の歴史を誇る由緒正きプレゼンテーション
イタリアらしい、クラシックなテーラード・サプライヤーが多く出展してることが特徴でもあり
我々も中・重衣料(ジャケット・スーツ)を中心に各ブースを隈なくチェックしてまいりました。

Lardini
1930年代のアフリカ・インド等植民地先でのヨーロッパ人の着こなし「コロニアル」を現代的にわかりやすく表現したラルディーニ。
オフホワイトのリネン・スーツはナチュラルトーンな組み合わせ。シングルピークドラペルは色気あり。
またダブルブレスト×メタル釦のブレザーも各ブースで多く見かけ、キーアイテムとなりそうな気配です。

また先日東京でのプレコレクションで目を引きオーダーしたブラウングレンチェックのサファリジャケット(実際はガウンに近い)ももれなくディスプレイ。


ナチュラルトーンで纏めると「らしい」コーディネイトとなりそうです。

Tito allegretto
眩ゆいばかりのホワイトジャケットを纏ったティト氏が印象的。こちらも気分はコロニアルです。
今回初出展のティト・アレグレット。ナポリで日焼けした同氏、茶褐色の肌に最高に映えます。
しかもダブルブレスト。袖一つボタンがナポリの流儀とも。

次の日はネイビーブレザー。勿論メタル釦。
ネイビーとホワイト、極力色目を抑えたモノトーンコーディネイト。本毛芯を使用しより立体的となったコンストラクションも魅力的です。


Tagliatore
こちらもコロニアルな雰囲気漂うプレゼンテーション。
ホワイト~サンド~カーキーオリーブあたりのトーンで纏めるとより雰囲気が増しそう。

またネイビー×ホワイトでの色目を抑えたシックな提案は前述ティトと共通します。
凛々しく見た目に涼しげなカラーリングです。
またここでもリネンを巧みにブレンドした涼しげなファブリックが多く見受けられます

Bervest
目を引いたのはインディゴ染めのシアサッカーを使ったダブルのブレザー。
ここはブルートーンな提案がメイン。
パッチワーク風な素材がユニークです。


Gabriele Pasini
英国風な構築的コンストラクションと素材使いが印象的なガブリエレ・パジーニ。
今までのやんちゃぶりが抑制され正統派でサルトリアルな雰囲気が漂うコレクションに変わってました。


ファッションアイコンでもある同氏の着こなしはコロニアル風味で・・・
今回目にした傾向
「コロニアル」
「サルトリアル」
「リネンブレンド」
「シアサッカー」
この辺りが間違いなく、次春夏シーズンのキーワードとなりそうです。
イタリアは今、ナチュラルトーンな風が吹いてます。

またHernoのブースをチェックしてたところ、レンツィ・イタリア元首相が物凄い取り巻きとともに登場し、一時騒然に。
イタリア・ファッション産業の存在感、期待の高さが伺える一幕でした。
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Author:Brook baybrook
brook.baybrook1996@gmail.com
096-324-0507
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Stile Latino
Sartorio
De Petrillo
TITO ALLEGRETTO
LARDINI
MOORER
HERNO
EMMETI
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